4月の授業「授業開き」
晴れた日でしたが,思ったほど暖かくならず,風が冷たく感じました。
明日から連休という方が多いかと思います。よい天気になりそうです。何をしますか?
小・中学校は,今日が4月の最終日,年度初めのひと月が終わりました。
先生,良いスタートができましたか。
お子さんは,わくわくした毎日を過ごしていますか。
中学3年,義務教育“まとめの学び”になるような「授業開き」がありました。
◇今年の授業を伝えるために
1 ノートの配布
今年からの授業を意識するように,新しいノートを用意して配付する。
2 計算問題を解く
次の指示をし,黒板に計算問題を5問板書する。
ノートの背を左側にして置き,ノートを開き,1枚めくった3ページ目に,次の問題を写して解きなさい。 全部解けた人は,表紙に「数学」「学級・番号・氏名」を分かりやすく書きなさい。板書し終わったら,机間指導で第1問について「○つけ」を行う。 3 忘れ物の確認 第1問の「○つけ」が終わったら,次の指示を出す。
手を止めなさい。解いた問題の下に,1辺1.5センチの正方形を5つ並べて書きなさい。 質問です。(1) 教科書を持っている人は,一番左の四角に○をつけなさい。 (2) 数学の友を持っている人は,二番目の四角に○をつけなさい。 (3) 定規をもっている人は,三番目の四角に○をつけなさい。 (4) のりを持ってきた人は,四番目の四角に○をつけなさい。 (5) 一番右の四角に,数学が好きかどうか5点満点で点数を書きなさい。4 観点別評価の説明 その1 ここで,(赤ペンに持ち替えさせて,)評価について最初の説明をする。 (1) ノートのページの確認(相互評価) (2) 5つの正方形が書かれているかどうかの確認(自己評価) (3) 最初の4問に○があるか確認(自己評価) (4) 第1問が正解かどうか確認(机間指導で教師が○をつけた) 5 別の問題を解く 問題を解く。
では,次の問題を写して解きます。自分の解き方が他の人に伝わるように,解き方を,できるだけ詳しく書いておきなさい。問題の板書を終えたら,机間指導をする。第6問について「○つけ」を行う。 6 観点別評価の説明 その2 ここでは,答え合わせをしてから,次の観点について説明する。 ・方程式の解から「数量,図形などについての知識・理解」 ・方程式の解き方から「数学的な表現・処理」 ・計算問題の解き方から「数学的な見方や考え方」 7 扉の作成 教科書を開かせ,第1章から順に目を通す。 第1章について,ノートに扉を書かせる。(未完の場合は,次回までに完成させておくことを指示する) 8 自己紹介を書く (用紙を準備) 授業内で自己紹介をしないが,最後5分程度で書く。
今までの数学についての思いや自分の力について触れながら,自己紹介の文章を書いてください。お願いや質問があったら,書いておいてください。この「授業開き」で,どのような“今年の学び”が伝わったでしょう。 みなさんの学校・学級では,いかがでしたか。